どこまで屋根が必要かを考え、外壁とバルコニー屋根が接する部分の長さを測ります。
間口が広い場合は、屋根を繋げる連棟タイプがあります。
外壁から垂直方向に出る長さ(出幅)を測ります。
バルコニー手すりより出幅を少し大きめにすると、雨の吹き込みが軽減できます。
床から掃き出し窓の上までの高さを測ります。
洗濯物を干す時や障害物などを考慮して考えましょう。
建物の構造や外壁のタイプによっては、屋根を固定できない場合があります。
現地調査の際に、取付できるかどうかは確認させて頂きます。
(重量鉄骨造、ALC外壁などへは設置できません。)
1階テラス屋根とは違い、2階以上のバルコニー屋根の柱は床ではなく、壁に固定します。
バルコニーの床は防水が施されており、柱を床に固定する事で、その防水を傷つてしまう恐れがあるからです。
また、バルコニー下部には排水溝がある場合が多いため、壁に固定することにより、掃除やメンテナンスがしやすくなっています。
バルコニー屋根の排水は、バルコニーに付いている排水口に向けて設置します。
バルコニー屋根を取付ける部分の軒から掃き出し窓までの隙間は、10cm以上空いている必要があります。
シャッターボックスのない場合は、それより狭くても取り付けられる場合もありますので、一度ご相談くださいませ。
雨の吹き込みを軽減するために、バルコニーの先端からはみ出して設置できるタイプがございます。(移動桁)
また、バルコニーの手すり部分にかかった雨が飛び跳ね洗濯物が濡れてしまうことがありますので、手すり部分まで屋根がかかる「移動桁」タイプはオススメです。
バルコニーの形が台形になっている場合やL字型、段がある場合などでもバルコニー屋根を設置できることがあります。
バルコニーの形が台形の場合に、前面もしくは側面の屋根を斜めにカットして、納める方法です。
強度上、カットする角度は決まっておりますので、この方法でも設置できない場合もあります。
外壁が段になっている、もしくは手すり側が段になっている場合の設置方法です
バルコニーがL字型になっている場合の設置方法です。
外壁の一部がなく、屋根が飛び出していますが、壁に固定しない分柱を1本足して支えています。
出隅納まり
片袖納まり
両袖納まり
自在桁はね出し納まり
傾斜納まり